INTERVIEW 03
1日数千枚を仕上げる、
阿吽の呼吸
中城工場 生産部 / M. Gushiken
Chapter 01
当社の求人に応募したきっかけは、社員として勤めていた母が紹介してくれたことでした。仕事内容のイメージが持てないまま「とりあえずやってみるか」とあまり期待せずに飛び込んだのですが、いざ働いてみると関わる人がみんなあたたかくて、居心地が良くて。気づけば今年で15年目です。まさかこんなに続くとは、と自分でも驚いています。
配属されたのは、病院に納品するシーツや病衣を仕上げる部門。初めての工場勤務に右も左もわからない中、先輩たちに優しく教えていただきながら、できることを徐々に増やしていきました。スピードと品質を両立させなければならない緊張感があるものの、誰かがミスしても責めることなく瞬時に手分けしてカバーし合うチームワークが心強かったです。周りに助けてもらったことへの感謝の気持ちから、自然とチームの一員としてみんなの役に立ちたいという意識を持つようになりました。
Chapter 02
現在も、入社当初と変わらずシーツや病衣の仕上げを担当しています。病院から回収して洗浄した製品を別部門から受け取ったら、ローラー式の専用機械でアイロンをかけ、畳んで、検品、袋詰めします。最初の工程では、二人一組で製品を引っ張りピンとさせた状態でローラーにかけることが大切ですし、その後の工程も前後の担当者と息を合わせる必要があります。こうした流れで1日に何千枚という量をこなすので、チームワークが不可欠です。付き合いの長い人ばかりのシフトの日はまさに阿吽の呼吸で、休憩中に「調子いいね」なんて笑い合います。
そして、新人さんができるだけスムーズにこの流れに馴染めるようにするのが、主任になってからの私の役割。とにかく話し掛けて、気軽に頼ってもらえる関係づくりを目指します。徐々に新人さんのほうから雑談を振ってもらえるようになると、ちょっと仲良くなれたかなとほっとします。そうすると、業務のほうもおのずと効率が上がっていきます。
Chapter 03
3年前に契約社員から正社員になったことで、より俯瞰した視点で現場を見る力が求められるようになりました。チームの代表として参加する各種会議は、現場のみんなのためになっている実感が嬉しく、やりがいを持って臨んでいます。安全衛生会議では熱中症対策に水分補給のチェック表の導入を決めたり、各部門の代表が参加する改善会議では工場作業の負担軽減のために製品の種類を減らすことを営業部にお願いしたり。私たち生産部の業務改善を求められる場合もあって大変ですが、部門は違っても仲間同士、立場を思いやって話せる組織なので雰囲気は明るいです。
当社で働くことを検討する方には、人間関係については心配ないし、大変な仕事はありますがチームで協力すればなんとか乗り越えられるものだとお伝えしたいです。私たち先輩社員が環境を整えるので、ぜひ気軽に飛び込んでみてください。私のように、期待していた以上の居心地の良さをきっと感じられるはずです。
スタッフの足りていない部門から順に割り振り、作業のレクチャーを依頼します。
各チームの出勤状況やトピックを報告し合い、必要に応じて部門間で応援の調整をします。
午前・午後で1日に2つの工程を担当する。
持ってきたお弁当を食べた後は、仲間とおしゃべりを楽しみます。
検品を担当。最近業務改善の一環として製品の種類を減らしたおかげで、ぐんと楽になりました。
今日仕上げた製品の種類と量を報告し、退勤。お疲れ様でした!